BorderStyle プロパティ

フォームのBorderStyleプロパティの例です。オブジェクトインスペクタで、そのまま変化を見ることが出来るのですが、実際にプログラムを書いてその変化を見て見ましょう。StandardページにあるRadioGroupとボタンををフォームに貼り付けて下さい。そして、以下のようにして下さい。

RadioGroup の使い方はこちらを見てください。

今回は、新しくフォームを追加します。「ファイル」→「新規作成」→「フォーム」を選択して下さい。すると、フォーム2が出てきました。エディタの方も良く見てください、Unit2も追加されています。 今回は、フォーム1からBorderStyleを選択して、その変化をフォーム2に反映させたいのですが、 そのためには、フォーム1の方でフォーム2を使いますという宣言が必要です。 その宣言は単純に uses Unit2 と書けばよいだけです。(書かなくても、コンパイル時にDelphiが教えてくれたりもしてくれますので、あまり気にする必要はないと思います。)

uses Unit2; // これが必要です
  
{$R *.dfm}
  
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
  case RadioGroup1.ItemIndex of
    0: Form2.BorderStyle := bsSizeable;
    1: Form2.BorderStyle := bsDialog;
    2: Form2.BorderStyle := bsNone;
    3: Form2.BorderStyle := bsSingle;
    4: Form2.BorderStyle := bsSizeToolWin;
    5: Form2.BorderStyle := bsToolWindow;
  end;
  
  Form2.Show;
end;

コンパイルして実行してみて下さい。見た目が似ているフォームがありますが、その違いはサイズ変更にあります。フォームのサイズを変更してみてください。出来る、出来ないがその違いです。

コンパイルして、実行した直後はRadioGroupは何もチェックが入っていない状態になっていると思います。実行した直後に任意の項目にチェックを入れた状態からスタートするには、 オブジェクトインスペクタで、ItemIndexプロパティを変えてやれば出来ます。 試しに、0や1などを入れて変化を見てみて下さい。

例えば、BorderStyleをbsNoneにした場合、フォームを消すことが出来なくなってしまいます。そういう時は、Alt+F4キーで終了することが出来ます。終了は、「Alt+F4」と覚えておけば、何かと便利です。


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Last update 2002/3/12