ビットマップを読み込んで、それを表示させてみましょう。 まず、ビットマップを読み込むために、Dialogs ページにある OpenDialog と、読み込んだビットマップを表示させるために、Additionalページの Image をそれぞれ使用します。 フォームに、それぞれを貼り付けてください。今回はボタンを押すと、どのビットマップを読み込むか、という設定にしますのでボタンもフォームに貼り付けてください。貼り付けた段階では、以下のようになっていると思います。
次に、ボタンを押すとビットマップを読み込むようにプログラムを書きます。ボタンをダブルクリックして、以下のように書いてください。 (1)の所でフォームの上のタイトルバー(?)にファイルの名前を表示するようにしています。
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject); begin if OpenDialog1.Execute then begin Image1.Picture.LoadFromFile(OpenDialog1.FileName); Caption := 'Image: ' + OpenDialog1.FileName; // ←(1) end; end;
これで、ビットマップを読み込めるようになりました。せっかくですので、読み込むビットマップを作ってみましょう。Delphi には、イメージエディタが付いていますので、これを使ってビットマップを作りましょう。「ツール」→「イメージエディタ」でイメージエディタを選択してください。 すると、イメージエディタが起動します。そして、「ファイル」→「新規作成」→「ビットマップファイル」を選んでください。 大きさや色の選択は、そのままにして、「OK」を押して下さい。すると、白い画面が出できますので、そこに絵を書いて下さい。(Ctr+I、Ctr+Uで、それぞれ拡大、縮小が出来ます。)完成したら保存をして、早速、ビットマップを読み込んでみましょう。こんな感じになると思います。
また、オブジェクトインスペクタで、Image の TransParent プロパティを True にすると、こんな感じになります。
とても、簡単に出来てしまいました。ぜひ、いろいろなビットマップを表示して遊んでみて下さい。