フォームにメニューをつけてみましょう。まず、メニューをつけるためには、MainMenu コンポーネントが必要ですので、これをフォームに貼り付けてください。そして、その貼り付けたコンポーネントをダブルクリックしてください。
1. MainMenu です。
2. ダブルクリック!
3. すると、これが出てきます。
すると、メニューを表示するためのフォーム(?)が出てきます。この状態で、オブジェクトインスペクタを見ると、Caption 欄が空白になっていますので、そこにファイルと書いてください。
Caption 欄に、「ファイル」と入力します。
「ファイル」と入力しましたら、そのままリターンキーを押して見て下さい。フォーム( Form1 )を見てみますと、メニューに「ファイル」項目が表示されていると思います。文章で見るとややこしいですが、やってみるとすごく簡単です。逆に筆者の書いた文章がややこしくしてるのかも知れません(^^;
さらに、新しいメニュー項目を作成します。ここでは、その新しく作成したメニュー項目をプログラム実行時にクリックすると、フォーム上に円を描くようにしてみたいと思います。それでは、図のように新しくメニュー項目を作成してください。(Caption 欄には「円を描く」と入力してください。)
「Caption」欄に「円を描く」と入力すると、図のように表示されると思います。きちんと表示されていましたら、その「円を描く」と表示されているメニュー項目を、図のようにダブルクリックしてください。そうしますと、エディタに、以下のようにプログラムが自動生成されますので、その begin と end の間にプログラムをタイプする事になります。
begin と end の間にコードをタイプしてください。
procedure TForm1.N1Click(Sender: TObject); begin Canvas.Ellipse(0, 0, 100, 100); end;
これで、プログラムを実行して、メニュー欄から「円を描く」をクリックするとフォームに円が表示されます。
プログラム実行時のメニュー欄を見てみますと、今回入力した「ファイル」という項目の表示欄には、「ファイル(Z)」のように ファイルの後ろに (Z) という記号が付いていると思います。これは、キーボードショートカットを表していて、例えば、「ファイル(A) 」と表示されている場合には、キーボードで、「Alt + A」をタイプすれば、そのメニュー項目をマウスでクリックした場合と同じ効果をもたらす事が出来ます。このショートカットのキーを任意に設定したい場合は、オブジェクトインスペクタでその設定したいメニュー項目を選択して、その Caption 欄に、「ファイル(&X)」 と入力します(この X は、任意のキーです)。例えば、「ファイル(&F)」 と入力しますと、キーボードショートカットキーとして、Alt + F が使えるようになります。